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森皮フ科クリニック院長の中央林間日記 は移転しました。

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今年の2月の終わりごろの事です。


ウチの庭に古いガレージがありまして、そこが一杯になったため、隣
に住んでいる義父が日曜大工の腕を振って増設工事をしてくれることになりました。


増設工事といっても、ガレージの横に細い木の柱を継ぎ足して、その上に塩化ビニールの屋根を取り付けるという簡単な構造です。


工事にかかったのは2-3日。
気が付くと、義父一人であっという間につくり上げていました。柱に使った木は、特に買ってきたわけではないらしく、何本かの古い木材を繋ぎ合わせたようです。見た目はカッコよくはないのですが、他人の目に付くところではないので気にもなりません。


完成した当初は家族一同スゴイなあと感心していました。
しかしまあ、時間がたつとすっかり生活の一部になってしまうもので、いつのまにかみなガレージのことを気に留めなくなっていました。


そしてある日、気が付きました。
その増設したガレージ、今も普通に建っています。
三月十一日の地震でもビクともしてないんです。
それって、すごくありませんか?
この辺は震度5くらいだったと思いますが、コストコのコンクリート製の駐車場は倒壊しているんですよ。
なのに木材をつぎはぎして作った柱がそのままなんて・・・


義父は以前は大手ゼネコンに勤めていましたが、別に大工さんでも職人さんでもありません。団塊侮りがたしですね。