訃報

中林康靑先生がお亡くなりになりました。

今から25年ほど前、私が研修医一年目に勤務した三井記念病院の部長だった先生です。

ド新人だった私に非常に良くしてくださり、診察や手術のやり方、論文の書き方など皮膚科医としてのイロハを教えていただきました。

非常に厳しいことで有名な先生でしたが、なぜか私には優しくして下さり、患者さんに対するちょっとした言葉、例えば私が「ばい菌を殺すお薬です」という説明をしていたら、「高齢の人に殺すという言葉はきつく感じられるからやめた方がいいよ」などと細やかな気遣いを教えていただいたり、「白衣はちょっと大きめを着る方が格好良く見えるんだ」というダンディなこだわりを伝授していただいたり、勝手に「父親と一緒に仕事をしたらこんな感じだろうか」などと思っていました。

初めて論文を書いた時に、共著者になる中林康靑先生の靑の字が、当時のワープロで印字することができず、先生に泣きついたら、「しょうがないなぁ。じゃあ、特別に森ちゃんだけは『青』でいいよ」と特別待遇にしてもらったこともありました。

三井記念病院での研修を終えて、なかなかお会いする機会がなく、いつかまたゆっくりお話しできればと思っていたのにとても残念です。


先生の言葉で一番心に残っているのは、大混雑の外来診療が終わった後につぶやかれた「患者さんを治すのはもちろんだけど、学問を忘れちゃいかんよ」という言葉です。

臨床医は、つい毎日の診療で手一杯になってしまいがちです。けれど医学の進歩はその毎日の診療の積み重ねの上にあるものだから、どんなに忙しい時でも探求心を失くしてはいけない。開業して15年経った今こそ、肝に銘じようと思います。

中林康青先生、安らかにお休みください。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

先日のブログに書いた通り、お正月は佐賀の実家に帰っておりました。

受験のため家に残った娘から「ゾンビランドサガのグッズを買ってこい」とおねだりされていたのですが、

駅にもドライブイン鳥にも温泉街にもグッズらしいものは何もありませんでした。

さすがは人口の95%が高齢者だけあって、深夜アニメとタイアップする気はないのでしょうか?

よかった、故郷はまだゾンビに侵されていなかった、と思いきや、

サガテレビで、全話一挙放送やってました。

「これが、今一番東京で流行っているアニメだよ」と教えてあげたら、

両親も姉も、ポカンと口を開けてみてました。感想はありませんでした。


それはさておき、

クリニックは明日から通常診療となります。

6日の日曜日もいつも通り9時から12時まで保険診療のみ行います。こっちの方は比較的予約に空きがあるようです。

お時間のない保険診療の方は、こちらがおすすめかもしれません。

クリスマスイブ

クリスマスイブに休日というのは、ちょっと記憶にないくらい珍しいですね。

特に、私は休みが木曜日しかありませんのでなおさらです。

今年のクリスマスは家族の都合で特にパーティーも無し。

子供が大きくなると、もうこんな感じなんでしょうねぇ。ちょっと寂しいです。

この時期、クリスマスプレゼントをネットショッピングで探すのですが、

(もちろん、わたしは楽天一筋です!)

便利なうえに、安売りになっていてお得なんですねぇ。

例えば(お店の名前は出しませんが)


4.34カラットのルビーの指輪


店頭価格5400万円の物が、1200万円。


つまり、買うだけで4200万円得したことになる!!

なんというお得でしょう!!

でもよく考えたら、これ店で買った人は4200万円損したことになるんでしょうか?

そんなボッタクリ店は即刻たたんだ方がいいレベルですね。

しかも、送料無料だそうですよ!!

そうか、1200万のルビーが郵送されるんだ……どうしよう、メール便だったら?

宅配便の人大変だなぁ・・・



そんな馬鹿な話はともかく、

クリニックは12/29まで通常診療、1/5から再開です。

例年通り、年末年始はわたくし九州ですので急変の対応ができません。

手術などギリギリではできない治療もありますのでご容赦ください。

今年のおさらい1

今年もいろいろとありました。

絶対に許すことができない凶悪な犯罪も数えきれませんでした。

なかでも、私が絶対に許すことができないのは、


アンドロメダの瞬、女性になる」


聖闘士星矢のあの瞬の性別が女性に変更されるなんて……

ありえないというか、わかってないというか

ポリコレ的に主要キャラに女性を一人は入れなければならないということらしいんですが、

もともと女性以上に乙女な瞬を女にしてどうすんの? 馬鹿なの?


どうせ女にするなら、紫龍でしょう!


で、いつもの調子ですぐ上半身裸になってしまうから、味方も敵も大慌て、

みたいな薄い本希望です。

訃報

本名にせよ、芸名にせよ、ペンネームにせよ

「名は体を表す」のことわざがしめすように、「この人はこの名前しかありえないよね」というような素晴らしい名前があります。

芥川龍之介とか、マツコ・デラックスとか、ミライアカリとか、

そして、この方もその一人、



ダイナマイト・キッド



お亡くなりになりました。

タイガーマスクのライバルだったジュニアヘビー級のプロレスラーです。

彼の得意技はダイビングヘッドバッドなんです、つまりトップロープからジャンプしての頭突きなわけですよ。

それって、どう考えてもハイリスクローリターンじゃないですか。

ダイナマイトキッドには、勝ち負けよりも男の美学を優先させるカッコよさがありました。

中学生の頃に寮で同じ部屋だったヤツがダイナマイトキッドのファンで、思い出深いレスラーです。

プロレスラーは長生きしないものですが、また一人昭和の名レスラーが星になってしまった……


それはさておき、

12月、森皮フ科クリニックのおススメの治療は「イントラジェン」「小顔ボトックス」。

どちらも、手軽にできる小顔治療です。興味のある方はクリニックまでどうぞ。

弘法山をめぐる攻防

先日、登ろうとして途中リタイアした弘法山に再チャレンジしました。

こんなコースです。

秦野駅から4つの山を縦走して、鶴巻温泉駅にたどりつくというもの。

一つ一つの山は標高200メートルちょいで、観光協会のHPにはいかにも簡単そうに書かれていますが、

このコース、実は初見殺しです。

まず登山道初めの階段が、メチャクチャ急。

ストックや杖が無ければ、素人には無理ですね。勤労感謝の日で、年配のご婦人方のグループもいらしてたんですが、途中でギブアップだったみたいです。

(山頂には幼稚園児たちが遠足に来ていたので、他にもっと楽に登れるコースもあるでしょうけれど)

二回目の私は装備もバッチリ整えていたので、無事登頂に成功しました。

今度は違う山にチャレンジします!

ボヘミアンラプソディ

映画観てきました!

ボヘミアン・ラプソディ

クィーンの結成からフレディの死までを描いた映画です。

映画としては特に面白いものではないんですが……やっぱり、クィーンって名曲ぞろいですよね!


中でも圧巻なのは、「We Are The Champions」

過酷な運命に立ち向かう人々への賛歌です。うん、楽しかった。